呼吸法について

鼻炎でよく鼻が詰まります。楽に呼吸をするためにはどんな呼吸法をするといいですか?

鼻炎は様々な原因が考えられますが、基本的なバランスや呼吸法を重視することが大切です。鼻炎とは、陰陽五行論において「金」の要素、つまり肺の経絡と深い関連があります。この金の要素は免疫力と直結し、体を守るために炎症を引き起こすことがあります。戦いでは鎧(金の要素)を着て自分を守るのと同じです。すなわち守ろうと頑張っています。

治療にはまず「土」の要素に注目し、安心感を感じているかどうか、そして食事に配慮することが重要です。消化器官が健康であることが安心感を育み、金の要素を支える基盤を強化します。その安心感は自分から鎧をとると言ってもいいかと思います。
また、呼吸法として「ナディ・ショーダナ」(交互鼻呼吸)が効果的です。この方法は以下のように行います:

リラックスした姿勢で座ります。
右の鼻孔を親指で軽く押さえ、左の鼻孔からゆっくりと息を吸います。
左の鼻孔を人差し指か中指で押さえ、右の鼻孔から息を吐きます。
右の鼻孔から息を吸い、左の鼻孔から息を吐きます。
これを数回繰り返し、交互に呼吸を行います。

無理せず、ゆっくりと進めてください。私も幼少期に鼻炎で苦労しましたが、合気道、ヨガ、気功といった運動で体全体を鍛えることが大きな助けとなりました。これにより体が強化され、自然と鼻炎も改善されました。初めは呼吸法が難しいかもしれませんが、鼻を薄い食塩水で洗うなどの対策もおすすめです。