爬虫類脳ってご存知ですか?
このコンセプトを聞いた時、なるほど、これが理由で私たちは必要以上に怖がって前に進めなくなるんだ!
ということがわかりました。で、これこそが呼吸が一番!の処方箋となるところなのです。これ、すごい発見じゃないですか?
この「爬虫類脳」という表現は、脳の進化の三重脳理論(Paul MacLeanの提唱した「三位一体の脳理論」)に由来し、脳を以下の三つのレベルに分けて説明してるんですが・・・。
爬虫類脳(脳幹)
最も原始的な部分で、生命維持に関わる生存本能だそうです。。「戦うか逃げるか」の即時反応を引き起こす部分でもあります。これは非常に本能的な反応で、私たちが危険から身を守るために必要です。ジャングルで虎に出会ったら即、『逃げろ』って思わないと危ないですよね。
しかしながら、現代的な生活を送っている私たちにとって、これは何か?と言えばSNSとか、ニュースとか、会社や近所での評判とか😅
本当は、逃げなくても死なない。
でも、この絶え間ない刺激の世界の中では、なんと、私たちはほんの小さな中傷や評判などを、まるでジャングルで大虎に襲われたかのように過剰反応している〜というのが現状です。
いや・・・それどころかね。
本当は誰もなーんも起こってないのに『否定されたら死んじゃう』『なんか言われたらどうしよう』『失敗したらどうしよう』とかって勝手に大虎を登場させる。
実はそれって、『呼吸の仕方』を見られてるのです。
えーーーーーー?ですよね。
見られてるって誰に?
だから、爬虫類にです。
爬虫類脳と呼ばれる脳幹の中に、青斑核という部位があって、そこがどうやら、監視カメラのように呼吸を見て、『うん。これは危険だー逃げろ!!!』と判断しちゃうそうなんです。
(これ実は、スタンフォード大学の2017年の発表です。他にも色々な医学的効果はこちらにも記載してます。)
呼吸が浅かったり、不規則だったり、口呼吸だったり・・
大勢の前に立って、スピーチをする・・・みたいな時に緊張するじゃないですか?
ゆっくり深呼吸して・・・ってのは、ただのおまじないではないんですね。
実は、私たちが推奨してるソーマ呼吸法には、それ以上の秘密がまだまだあるんですが、それはちょっと次回にするとして・・・
この呼吸法をしばらく続けてくれた人が鬱から抜け出したり、自分自身を発見したり、パートナーとの出会いがあったり、今まで言えなかったことが、ちゃんと伝えられるようになったり・・・・・
そう。爬虫類さんを手なづけることが出来たからだったんですよね。
『これってそんなに怖いことじゃないのか。戦うか逃げるか?いやいや、戦う必要も、逃げる必要もないのか?』と爬虫類さんが安心するから、感情脳が恐怖ではなくて、安心や愛を感じる
そうすると、初めて理性の脳が大活躍して・・・・
すごく適切な判断だとか、愛に溢れた行動だとか、真の自分・・・まさに本当の自分ー自分の中にある宇宙大の可能性や自分がその一部である喜び・・・みたいなものに、繋がれちゃったりする。
その状態で心をわかちあった友達やパートナーと、深くなるのは、あーーーたりまえのことだって、わかるよね?
こうやって脳の仕組みを知ると
自分が無駄に怖がってることや、恐れていることの理由がわかって
ほっとしない?
そして、これ手放したところに待ってるものが、この上の図でいう・・・最高の自分に到達するって思うと
ワクワクするよね。